業務用エアコンの寿命は10~15年!長く使うためには?

京都市伏見区のマツイ空調です!
店舗や会社で活躍する業務用エアコンですが、長く使用しているとどれくらいで使えなくなってしまうのか、分からない部分が多いですね。とくに困るのが営業中に故障して、暑い中作業をしたり一時閉店したりしないといけないことでしょうか。
今回は業務用エアコンの寿命や長く使うためのポイントについて紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてください。

■業務用エアコンの寿命

エアコンの大手DAIKINの情報によると、業務用エアコンは10~15年ほどが経ったら買い替えの目安とされています。家庭用エアコンよりやや長生きではありますが、同じくらいの寿命なのですね。
エアコンに限らず、電化製品は何年も使えば性能が落ちていくので、延々と修理でカバーしても故障する日は必ず来ます。
ただ、使用する場所・条件などによっては、10~15年に届かないものもありますし、もちろんそれ以上に長く使えているということもあるでしょう。
では、なぜ同じエアコンでもこのような差が生まれるのでしょうか。

■業務用エアコンの故障・寿命を縮める原因

業務用エアコンは使用する場所によって、大きく寿命に差ができます。
以下の原因に心当たりがあれば使い方を見直したり、買い替えを検討しましょう。
また、10~15年目の業務用エアコンでも以下のような特徴にあてはまったら、早めの交換を目指しましょう。

・汚れの発生しやすい場所に設置してある
汚れの発生しやすい……というと多岐に渡りますが、飲食店や工場以外にもヘアサロンや動物がいる場所は少なからず汚れが発生しやすいでしょう。

飲食店では油や煙の発生しやすい居酒屋、焼き肉店、中華料理店、ラーメン店などでとくにフィルターが汚れやすいです。この汚れ以外でも調理で発生した熱で設備が故障してしまうことがあるため、熱を逃せるように工夫したり、定期的にフィルターを掃除したりなどの対策が必要でしょう。

工場などは置き型の業務用エアコンが多く使用されていますが、たとえば金属加工などを行う場所であれば油や金属の粉塵が発生するので、それらを吸い込んでフィルターが汚れ、故障するケースがあります。
油や粉塵以外でも、有毒ガスや塩分、塵埃なども寿命を短くしてしまうでしょう。

ヘアサロンなどは上の2つに比べると一見汚れが発生しないように思いますが、さまざまな故障させる原因が日常的に発生する場所。カットしたときに出る細かい髪の毛やホコリ、カラー剤・パーマ材などの薬品、ヘアスプレーなどが空気中に漂い、エアコンがそれらを吸い込むことになるからです。
ヘアサロンのエアコン汚れは特徴的で、ゲル状の汚れが内部に溜まって異臭を放ちます。
この汚れは細菌とカビが合わさったもので、髪の毛などが栄養源となり、菌にとって住みやすい環境が高じて増殖してしまいます。

ペットショップや猫カフェ、トリミングサロン、動物病院などの動物が多く集まる場所のエアコンも故障しやすい条件がそろい踏み。
動物の毛は油分を含んでいることから、これらをエアコンが吸い込むと、ヘアサロンと同じようなゲル状の汚れが熱交換器などで発生します。

そのほか人の出入りが激しい場所やホコリの発生しやすい場所も注意が必要です。
倉庫や運動教室、アパレル店舗などもこれに当たるでしょう。

・長時間使用している
コンビニや工場、ホテルなどの24時間稼働している場所は業務用エアコンも休みなく動いているので、寿命が短くなってしまいます。
ホコリなどが発生しないとしても、室外機のコンプレッサーは使用すればするほど劣化してしまうので、パーツとしての限界が早まります。そのため一日数時間使うエアコンと比べるとどうしても短くなる傾向に。

・何度もつけたり止めたりしている
こまめに何度もつけたり止めたりを繰り返すと、一見節約になりそうではありますが、消費する電力が増えてエアコンに負荷をかけてしまいます。
業務用エアコンは非常に高い出力で動いているので、発停を何度も行えばそのたびに強い力がかかることに。そのため、ある程度つけっぱなしにしていたほうが壊れにくいです。

■長く使うためには

では、業務用エアコンを長く使うにはどうすればいいのでしょうか。

・メンテナンスを行う
エアコンフィルターは特別な技術がなくても、水洗いや掃除機などでホコリや汚れを除去できます。このような手入れを1か月に一度、汚れやすい環境なら2週間に一度の頻度で行えば、エアコンの効きも保てるでしょう。
フィルターの掃除だけでは内部の汚れまで防げないので、基本的に2~3年に一度、上記のような汚れの発生しやすい場所では1年に一度のエアコンクリーニングが必要です。
放置すると、奥に溜まったホコリからカビが発生すればお客様に健康被害がおよび、体調不良で従業員の業務効率が落ちてしまうなど、困ったどころでは済まない事態になります。期間を決めて業者に点検してもらうといいでしょう。

・使わない時期は試運転をする
業務用エアコンは使わずにいると壊れやすくなります。
これはエアコンだけでなく、ほかの電化製品もあてはまることが多いです。
もし使わない時期があったり、建物を長く空けたりなどの事情があれば、月に一度試運転をしましょう。
久々につけたら故障して動かない、ということがしばしばあることから、大手電機メーカーの広報がほぼ毎年夏の前にエアコンの試運転を促すプロモーションを行っているほどです。

・過度に温度を下げない・上げない
夏や冬はエアコンの稼働時期ですが、極端な温度に設定してしまうと負担がかかってしまうため、あまりオススメはできません。
環境省からは室温の目安として冷房で28℃、暖房で20℃が推奨されています。
とはいえ、2019年の姫路市役所では夏場のエアコン設定温度を25℃にしたところ業務効率が上がり、実際光熱費はかかったものの残業時間が減ったことから、人件費4000万円の削減に成功したというニュースがあります。
エアコンの寿命を考えて温度をコントロールするのもたしかに大事ですが、早めに故障することを見越して過ごしやすい空調温度を保つことに舵を切るのも、結果的には費用の節約へとつながるかもしれません。

■このような特徴があれば買い替え時

業務用エアコンはどのような特徴があれば買い替え時なのでしょうか。

・製造終了から10年が過ぎた
業務用エアコンの寿命は10~15年と先にお伝えしましたが、物理的な寿命以外にも理由があります。
各メーカーは製品の発売に合わせて、修理用の部品を用意します。しかし、製造を終了するとそれから10年ほどで修理用部品を破棄するため、使用開始から10~15年が過ぎた業務用エアコンは修理できない可能性が高いです。
故障しても修理できるとは限らないんですね。
不安な場合は修理用部品があるかどうか、メーカーや修理業者に確認を取ってみましょう。
なお、異音や空調効率の低下などを感じているようでしたら、新しいものに買い替えたほうがいいかもしれません。

・冷媒ガスにR22が使用されている
冷媒ガスはエアコンの室内機・室外機を循環して空調を整えるものですが、この冷媒ガスR22は2019年で生産が終了しているため、ガス漏れなどの故障をした際に修理ができません。
R22はオゾン層を破壊することから規制が始まり、環境問題を抱えています。また、R22を採用したエアコンは少なくとも10年以上経っているため性能が落ちて電気代が高い傾向が。
室外機に張られているシールに、使用されているガスの名称が記載されているので、確認してみましょう。もしR22が使用されているなら、買い替えを検討してみてください。

■まとめ

業務用エアコンは使用する場所によって、寿命が短くなることがあります。
そのような場合はできるだけメンテナンスや試運転を怠らないようにしましょう。
また、動きに問題が見られるなら、買い替えてしまったほうが経済的に良い結果を生むこともありますので、検討してみましょう。

マツイ空調は関西一円で業務用エアコンの販売・取付け・メンテナンス・クリーニングを承っております。
オフィスや店舗など場所は問わないため、業務用エアコンに関してお困りのことがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。一度もメンテナンスをしていない業務用エアコンがあれば、これを機にぜひ。

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